野宿をするにあたって
私は野宿が大好きです。
民家の近くにテントを張ることは殆どありませんが、大雨の日には止む無く大きな橋の下で張ることもあります。
河川敷は、地元の人が犬の散歩でよく歩きます。
そこに、テントが張ってある。
あなたの家の前の空き地にテントが張ってあるのと同じです。あなたも不気味に感じるのではないでしょうか?
もし、地元の方が通ったら、積極的に笑顔と謙虚な気持で挨拶してください。
「こんばんは。バイクで旅をしてるものです。雨で今日一日この場所をお借りしてます。ゴミはちゃんと持ち帰りますので、お許しください」
「おはようございます。バイクで旅をしているものです。昨日の雨で、この場所をおかりしました。ゴミは持ち帰りますので、どうもすみませんでした」
こんなふうに地元の方に挨拶すれば、気持のよい返事が返ってくることでしょう。
もちろん、絶対ではありませんが、そのときは諦めます(私は20年以上野宿して追い出されたことは、一度だけです。キャンプ場が混んでいて、止む無く200m先で野宿したときですかね)。
世間話に発展することもしばしばあります。
正直、話すのが億劫と思うときもあります。けれど、そこは地元の方の土地です。
やはり、謙虚に笑みを浮かべて話すのが礼儀だと思ってます。
林道の空き地でも野宿します。山仕事から帰るオジサンにも会釈します。
軽トラが止まり、
「どっから来た?」
そんなことから、話が始まります。
オジサンはポケットからタバコを取り出し吸いながら話します。
やがて、オジサンはタバコの吸殻を捨てると去って行きます。
どこにでもある光景ですから、目くじら立てても仕方ありません。
そうしたら翌日その吸殻をゴミ袋に入れて持ち帰ればいいんです。
まわりに、少量のゴミがあれば、出来るだけ持ち帰ります。
長くなりましたが、要するに謙虚さと笑みを絶やさなければ、地元の方の殆どは親切な方ばかりです。
私はそのようにして、野宿の旅を続けてきました。泊めてもらったり、故障したバイクを運んでもらったり、食事をご馳走になったり……。
今でもお付き合いしている方もいます。
焚き火
焚き火は楽しいものです。誰もいない川原や海岸で流木を集めてジッと見つめる。
ダイオキシンが発生、土壌の微生物が……なんてことは、私はさほど気にはしてません。
ただ、石でカマドを作り燃やして黒くなった石や燃えカスのあとが、散乱する光景は見ていてとても悲しくなります。
灰はちゃんと埋め、黒くなった石は逆さまにして隠す、焚き火の形跡を消す。
来たときよりも美しく。その気持を忘れないでください。
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